■テンドンの構成
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タイブルアンカーA型の主索であるテンドンは、JISに規定されている低リラクセーション材の、7本および19本よりのPC鋼より線を用い、7本よりPC鋼より線はさらに7本または19本より合わせています。アンカー設計荷重Td=16〜213tf/本に対応できる14種類があります。 |
■防食構造 |
1.
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アンカー頭部プレート前面
アンカーキャップと充填材(防錆油、防食テープまたはペースト)で保護されます。マンション、ナットは腐食代を考慮して、腐食後も十分に強度が発揮できる太径の断面になっています。 |
2.
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アンカー頭部プレート背面
ストッパーシース、端部シース、防錆油により、水や有害物質を遮断します。マンションの付根部は、マンションと被覆材(高密度ポリエチレン)をラップさせ、圧着時の周圧力を作用させて高い防水性を確保し、テンドンを腐食から守ります。 |
3.
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自由長部および定着長部
テンドンは、防錆油を充填し、さらに十分な厚さの高密度ポリエチレン樹脂全長をコーティングする、グレードの高い二重防食加工を施しています。圧縮型アンカーの特性により、グラウトは全長にわたり圧縮力を受けるため、テンションクラックが生じず、グラウトが防食の一つとして有効に働きます。 |
■特長 |
1.
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テンドンはフレキシブルな構造で、二重防食加工が施されており、耐久性に極めて優れています。
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2.
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圧縮型アンカーの特長により、以下の安定した力学性状を示します。
・グラウト材が全長にわたり圧縮力を受けるためテンショ ンクラックが生じない。
・地盤内のせん断すべり抵抗が大きい。
・引張特性、クリーブ特性が安定している。
・繰返し荷重に対し安定している。 |
3.
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定着具がネジ式なので、定着が確実に行えます。再緊張、除荷といったメンテナンスも容易です。
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4.
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アンカー部材は工場において製作・組立てを行うので、高品質が確保されます。
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5.
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現場での防食加工がなく、省力化が図れます。 |
6.
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永久アンカーとしての実績が豊富です。 |